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コラム

私達が働き方改革に取り組む理由

「お父さん、今仕事中だから電話切るね」

と、入院中の父親に私が無慈悲にも電話で言ったことがあります。 

 

当時の私は、給与計算、入社退社処理、社会保険、就業規則、経理、問い合わせなど、すべての業務を一人で行っていて、9時から18時の間はとにかく時間との勝負だったのです。 

ですが父は入院中。手術を明日に控えてきっと怖い思いや不安、家族を恋しく思う気持ち、いろいろな気持ちが入り混じって電話をしてくれたのだと思います。ですが、そんな父に会いにいくこともなく、手術の同意書さえ、書きに行くことが出来ず、本人の震える手で「何があっても訴えない」という同意書を父が書き、それで手術をしてもらったのでした。 

電話を切って、はたと思ったのです。「今の私は何かが違っている」「大切なものをはき違えている」と。 

 仕事三昧の世の中のお父さんたちが、定年になったら家族も、趣味も、自治体のつながりもなく、途方に暮れるという話は聞いたことがありました。私は30代ですが、それと同じことが起きようとしていたのでした。 

定年間際になって、大切なものが何か気づいたでは遅いかもしれません。それを今気づいてよかったとそう思っています。 

その気づきから、「自分の仕事」を、「私達の仕事へ」とシフトさせています。スタッフを募り、少しずつ「自分しかできない仕事」を減らしていくことにしたのです。 

介護を必要とする家族がいる私が、仕事で頭がいっぱいでイライラしていると、年齢を経て弱くなっている父にやさしい言葉をかけてあげることが出来ません。

だから、私は自分自身の働き方改革に本気で取組んでいます。 

そして私達のスタッフも、子育て中のママです。「自分しかできない」仕事を極力減らして、チームで仕事をしていく、とてもきれいなパス回しでプロの仕事をしていく、そんなチームになりたいと思っています。  

 

今日は新しい仲間と電話で話しました。 その方も主婦で子育て中です。 

「主婦の味方の会社ですね!」

彼女は私達の会社をそう言ってくれました。 

 

主婦の味方の会社を作る趣旨はなかったけれど、結果そうならざるを得ないのです。残業ばかりの会社では、介護も、子育ても、犬の世話さえもできません。

(うちには12歳のパピオン犬がいます。) 

でも、「甘い会社」ということではありません。私達はプロである。プロの仕事をする、ただチームワークで、きれいなパス回しをしていくプロサッカーチームのような会社を目指しています。 

 

きっと、これを読んでくれているあなたも、子育て、介護、自分の病気との両立(もしかしたら犬の世話)いろいろあるかもしれません。 

 

そういう事情がある人がこれからは増えていくと統計的にも出ています。そういう人が活躍できて、楽しくて、笑顔もあって、汗もかけて、そして高め合える、そんなチームを目指しています。 

 

そしてお客様の企業も、そういう企業にならないと採用でも選ばれず、生き残れない、そういう時代だと思っています。

だからそういう企業を応援していきます。 

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。 

港国際社労士事務所 

近藤由香

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